大手企業への転職で後悔したこととは?【1年で短期離職した失敗談】

大手企業への転職で後悔したこととは?

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もず
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大手企業に転職したいと考えている方におススメの記事です!

結論:大手企業に入社できるチャンスは滅多にないので、一度は入社してみるのはアリ。ただし、慎重に検討しよう

転職活動をしていると、大手企業の求人を目にすることがよくあります。また、ビズリーチ等の転職サイトに登録しておくと、誰もが知る有名企業からスカウトメールが届くこともあります。

これまで大手企業に入社することを考えたこともなかったのに、「もし私が大手企業に入社できたら…」と想像に胸を膨らますこともあるのではないでしょうか。

実際、転職活動をしていると、大手企業に入社できるチャンスは多いわけではないですが、決してゼロではないと感じます。

私は30代後半の転職で、特に狙っていたわけではないですが、結果的に大手企業に入社することになりました。

そして、わずか1年という期間で、短期離職しました。

もず
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人生で、最初で最後の大手企業での勤務になると思います!

大手企業に入社できるチャンスは滅多にないので、大手から内定をもらえたのであれば、そのチャンスを活かすことは否定できません。

ただし、大手企業での現実をある程度把握したうえで、慎重に検討してほしいと思います。

私自身の大手企業への転職は「失敗談」になると思いますが、なにがうまくいかなかったのか、説明していきます。

それでは見ていきましょう!

大手企業と大企業の違い

まず、「大手企業」と「大企業」、さらには「中小企業」などの呼称がありますが、これらの定義の違いを確認しておきましょう。

「中小企業」については、中小企業基本法によって、明確に定義されています。

業種分類中小企業者
製造業その他資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人
卸売業資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
小売業資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人
サービス業資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
中小企業庁公式サイトより引用

上記表以外でも、ソフトウエア業・情報処理サービス業は、「資本金3億円以下または従業員300人以下」を中小企業とする場合があります。

そして、「大企業」に関する公式な定義は、存在していません。中小企業より上の規模の会社は、いわゆる「大企業」に当てはまることになります。

ただ、ここで疑問に思うのが、「従業員100人超のサービス業が大企業?」「300人超の製造業で大企業?」という大企業に関するイメージとかけ離れた状態ということでしょう。

もず
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それだったらウチの会社も大企業なのか…と思う方が多いでしょうね。

では「大手企業」については、こちらも公式な定義はありません。大企業が中小企業の対比として使われていることに対し、大手企業は人によって抱くイメージが異なるかもしれません。

一般的には、「有名で、業界で売上高やシェアの上位を占め、従業員が数万人規模の会社」が大手企業に当てはまると思います。

もず
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私が調べた限り、従業員数が1万人以上の会社で知らない会社はありませんでした。1万人未満から、聞いたこともない会社名が出てくるので、個人的には1万人前後で大手企業かそうでないかの線引きをしています。

1年で短期離職した私のケース

私が30代後半で転職した大手企業は以下のような規模の会社でした。

  • 従業員数3万人以上
  • 業界で上位5位に入るシェア
  • CMもバンバン流れる

最初に書いた通り、もともと会社の規模を絞って転職活動をしているわけではなかったのですが、私が内定を得た求人の中で第一志望であったので、入社することを決めました。

やはり、大手ということもあって、入社初日はいつもより緊張したのを覚えています。

なんとか会社に慣れようと必死だったのですが、入社して半年経過し、この会社は合わないと思い、ひそかに転職活動を始めました。そこから3か月ほど転職活動を行い、結局まる1年、大手企業に在籍後、新たな会社に転職しました。

短期離職の詳細については、別記事でまとめておりますので、ご参照ください。

転職活動を行う大きな理由となったのは以下の2つです。

退職理由その①会議がとにかく多い

入社してすぐ感じたことは、「会議が多すぎる!」です。

就業時間が1日8時間であれば、全てが会議で埋まっている状態が日常茶飯事でした。
この状態は入社したばかりの私も同じで、上司も若手社員もみんな、会議で予定が埋まっている状況です。

そのため、新たに会議を設定する必要が出てきても、「空いている時間帯が全然見つからない!」ということが当たり前のため、会議招集するのも一苦労でした。

その結果、昼休みの時間帯にも会議が入り、就業時間後も会議の予定を入れざるを得ません。
ランチをゆっくり食べに行くなんていう時間もなく、10分くらいで昼食を済ませていましたね。

もず
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入社直後は「繁忙期で会議の数が多いのかな」と思っていましたが、

結局1年中会議だらけの状態が続いていましたね…。

会議が多くても特に気にならない人にとっては問題ないでしょうが、私は「ほとんどの会議はムダ」と思っている人間でして、会議・会議の連続には「気を失うんじゃないか?」と思うほど、辟易していました。

もず
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無駄な会議をなくす対策については、別記事で改めてまとめる予定です。

退職理由その②隠れ残業が横行

「まさか大手企業が?」と思われるかもしれませんが、そのまさかです。

当時所属していた部長から、「部門の平均残業時間を月10時間以内にする」という無茶な目標が打ち出されました。

ただ、退職理由その①でもお伝えした通り、就業時間の大半は会議で抑えられているので、実際に手を動かす作業、一人で少しでも時間をかけて取り組みたい仕事に割り当てられる時間を作るのが、非常に難しい状況でした。

もず
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必然的に、残業するしかないのですね。それにも関わらず、残業時間を月10時間以内にする、という目標は、まさに「絵に描いた餅」です。

結果、何が起こるかというと、「隠れ残業の横行」です。

PCにログイン・ログオフしている時間は自動的に記録されているのですが、出勤時間と退勤時間は自分で登録する必要がありました。

ただ、「残業は上司の承認が必要」というシステムになっており、突き詰めると
「部下が残業を申請しなければ、上司も承認できない」ということであり、承認されない限り、残業時間としてカウントされない状態だったのです。

部門の多くの従業員が、申請せずに残業を重ねていました。

もず
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残業申請の承認をするのは部長ではなく、その下の課長職なので、

部長からするとしっかり10時間以内の残業時間を達成できているように見えています。

また、私の場合は管理職として入社したこともあり、割り振られている仕事量も膨大で、平日の隠れ残業だけでは間に合わず、土日も仕事をすることが日常になっていました。

何より許せないと思ったのが、当時の上司に相談したことがあったのですね。「土日も働いている状態で、できればこの状況を改善したいのですが。」と。

すると上司からは、「土日で働いていることは、管理職であるあなたの判断でしていることです。また、あなたの場合は管理職で残業時間も全体に反映されていないので、特に問題ないです。」というような回答がありました。

家族との時間も削って働いていて、妻からも子供からも心配される状態となっていたこともあり、「この会社にいると人生終わるな。」と思い、入社半年で転職することを決意しました。

もず
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大手企業はホワイト企業であることを全面に打ち出しているところが多いですが、

実態とかけ離れたケースもあるということですね。

大手企業に本当に向いていない人のタイプ

私自身、大手企業のやり方は合わないと痛感したのですが、どのような人が向いていないのか、私の失敗談を踏まえて、まとめてみました。

仕事にスピード感を求める人

大手企業の場合は、関わる従業員の数も何十人、何百人、費やされる金額も何千万、何億と、中小企業とは比較にならないほど多いです。

そのため、失敗した際の影響も甚大となってしまいます。

失敗のリスクをなるべく減らしたいため、即決断されることはなく、会議を何度も重ねることになります。

かつ、多くの社員の意見を聞いたり、多くの役職者の判断を仰いだりするため、会議に参加する人数も多くなります。

もず
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失敗のリスクは減りますが、とにかく時間がかかります。

意思決定にそんなに時間をかけても変わらない。決断すべき人が決断したら、あとはやるだけ。

このような考えで働くことを望む人には、大手企業は確実に向いていません。入社しても、あまり長くは続かないでしょう。

会議

まとめ

最後にまとめです。

  • 大手企業とは:「有名で、業界で売上高やシェアの上位を占め、従業員が数万人規模の会社」
  • 私の失敗談:会議がとにかく多い
  • 私の失敗談:隠れ残業が横行していた
  • 大手企業に本当に向いていない人:仕事にスピード感を求める人
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