専門性を身につけたい、高めたい方におススメの記事です！
結論：あらゆるキャリアに専門性は必要になる
キャリアアップの選択肢として、「マネジメント」か「スペシャリスト」か、という2つの道があることはよく聞く話です。
しかし近年では、どのようなキャリアを進むにしろ、「専門性」について考えなければいけない時代になっています。
本稿では、専門性を身につける方法やメリットについて詳しく解説します。まずは、専門性を身につける方法について見ていきましょう。
それでは見ていきましょう！
専門性とは？
専門性とは、さまざまな定義がありますが、私の解釈では「特定の分野において、どの会社でも評価され、通用する高度な知識や深い経験」を指します。
専門性を高めることで、自分の強みや武器となり、多くの場合、年収に直結します。
そもそも、年収に直結しない専門性は、ここでは対象としません。
また、専門性は、業務によって身につけられるものだけではなく、資格や検定試験でその専門性を客観的に証明するものもあります。
重要な点は、「どの会社でも通用し、評価される」ことです。
つまり、特定の会社で長年培った経験も専門性とは言えますが、他の会社では役に立たない、評価されないのであれば、本来の専門性とは言えません。
なぜ専門性が必要なのか?
これからの時代に専門性が重要である理由としては、以下の点が挙げられます。
ジョブ型雇用が主流になっていく
これまでは大企業を中心に「総合職」制度を採用する会社が多数を占めていました。
総合職では、数年単位で新しい職種に社員を就かせる形式で、いわゆる「ジェネラリスト」としてのキャリアを積むことになります。
一方、近年では「ジョブ型雇用」を採用する企業が増えてきています。
ジョブ型雇用では、基本的に職種を変えるような異動はなく、特定の業務に専念することになります。
ジェネラリストのような働き方は古くなる恐れがあり、専門性を意識した働き方がすることが重要です。
ジョブ型雇用は、会社の型に社員を当てはめるのではなく、社員の専門性を活かして業務を行うイメージです。
今後、ジョブ型雇用は日本の企業においても主流になっていくものと思われます。
AIが業務に取り込まれることによる変化
AIによって、単純な作業や手順が固定化された業務は、置き換えられていくことが予想されます。
少なくとも、誰がやっても同じ手順で同じ結果が求められる業務は、AIにやってもらう時代が来ます。
そのため、深い専門性を駆使して、アイデアを生み出したり、未知の問題を解決することが、より必要になってきます。
AIは、今のところゼロから何かを作り出すことは出来ません。また、学習していないことの正解を導き出すことは出来ません。
人間にしかできないことをする、そのためには特定の分野をよく知る、理解することが大前提となり、専門性を追求することが求められます。
ニーズの多様化、変化のスピードに対応する
先程触れたAIもそうですが、昨日まで想像もできなかったことが、今日では当たり前になる世の中のスピードの速さがあります。
市場や顧客のニーズは日々多様化し、また変化しており、競争も激化しています。その中で生き残るためには、自分の分野に精通し、高い価値を提供できる専門家であることが重要です。
専門性を追求することは、多様なニーズに対応できる柔軟性とは真逆のようなイメージをもつかもしれませんが、専門性というしっかりした土台があるからこそ、臨機応変に対応できる、ということです。
専門性を高めるには？
専門性を高める方法は、目的によって異なりますが、一般的には以下のような方法が挙げられます。
興味のある分野に携われる時間や仕事をする
「好きこそものの上手なれ」という言葉が表す通り、まずは自分がやりたいと思えることを見つけることがベターです。
あまり興味はなかったが、結果的に専門家になっていた、というケースもありますが、環境的に許されるのであれば、自分が興味のある分野に最初から取り組んだほうが効率的です。
専門能力が身につけられるスクールに通う、または専門的な経験を積める会社に入る、などの方法が考えられます。
学び続ける姿勢を持つ
専門性は、時代や環境の変化によって、価値が変わったり、陳腐化したりする可能性があります。
そのため、専門性を持つだけでなく、それを維持・発展させるためには、常に学び続ける姿勢が重要です。
古い考えにとらわれたままだと、かえって自分の評価を下げることに繋がります。
世の中のニーズは常に多様化し、変化していくので、専門知識もアップデートしていくことが大切です。
業界の変化にアンテナを張る
専門性のアップデートが必要ということに繋がりますが、業界の変化には常に敏感で有り続けることが大切です。
例えば、法律の改正によって、これまでのルールが大きく変化することはよくある話です。
知らないままでは専門性がもはや無いものと同じになってしまうレベルのものもあります。
自分の専門知識が常に有効であるかどうかを確認し、必要ならば修正していくことで、専門性のレベルを高めていくことが可能です。
まとめ
最後にまとめです。
- ジョブ型雇用やAIが普及することで、キャリアアップに専門性は必須となっていく
- 専門性は一度身につけるだけではなく、学びの継続や業界のキャッチアップが必要
- 専門性を身につけることができる環境に身を置こう
