自分の会社がゆるブラックに当てはまるかどうか気になる方におススメの記事です!
結論:ゆるブラック企業に入社→地獄の始まりです
ゆるブラック企業とは、ブラック企業とホワイト企業の中間に位置する企業のことを言います。
ブラック企業は長時間労働や低賃金、パワハラなどの過酷な労働環境が特徴ですが、ゆるブラック企業はそういった問題はありません。
しかし、その代わりに仕事のやりがいや成長の機会が少なく、将来性が感じられないという欠点があります。
ゆるブラック企業は、働き方改革の推進やパワハラ防止法などの影響で増えてきた新しいタイプの企業ですが、本当にそこで働くことに意味はあるのでしょうか?
この記事では、ゆるブラック企業の特徴や発生した原因、ならないための対策などを詳しく解説していきます。
それでは見ていきましょう!
ゆるブラック企業とは?
ゆるブラックとは、楽だけど成長もない、緩い会社のことを指す造語です。
長時間残業や過労による心身の不調などが問題となり、「ブラック企業」という言葉は2013年に流行語大賞のトップ10に選ばれました。
それから10年ほどの期間で「働き方改革」や「コンプライアンス」、「パワハラ防止」という内容で労務改善が進められました。
それ自体は良かったのですが、新たに「ゆるブラック企業」というワードが聞かれるようになりました。
ゆるブラック企業は、長時間労働やパワハラがない代わりに、給料がほとんど上がらない、スキルアップが難しい、自身の成長を感じにくいという特徴があります。
ゆるブラック企業で働き続けるとどうなる?
ゆるブラック企業で働き続けると、以下のようなリスクがあります。
他社で通用するスキルや経験が身につかない
ゆるブラック企業では、マニュアルに沿ったルーティンワークが多く、自分の能力や知識を高める機会が少ないです。
言ってしまうと手順通り行えば誰でもできる仕事です。
そのため、他の会社にでも通用するようなスキルや経験が身につきません。ゆるブラック企業で長く働けば働くほど、いざ転職しようとしても、市場価値が低く、転職先を見つけるのが難しくなります。
やる気や目標が失われる
ゆるブラック企業では、仕事にやりがいや成長実感が得られないため、やる気がなくなってしまう可能性があります。仕事に対する責任感やなくなり、だらだらと時間だけが過ぎていく状態に陥ります。
ゆるい環境に依存し、行動力が低下する
ゆるブラック企業では、自分の仕事に決して満足していないにもかかわらず、楽で安定した環境から抜け出そうとしない人がいるのも確かです。
抜け出そうとしないというより、緩い環境に依存するようになります。
自分が他の会社では通用しないことが、なんとなくわかっているためです。さらには、タイミングを見誤り、何年、何十年経ってから転職サイトに登録することで、その自覚は現実なものになります。
こうなると厄介で、「この会社に居続ければ問題ない」という考えになるので、失敗したときのリスクを重視するようになります。
会社に貢献しない(あるいは貢献したふりをする)、会社にいるだけの社員になります。
ゆるブラック企業で働く若者の悩みは?
ゆるブラック企業という言葉は、元々その会社で働く若手の社員の悩みを汲むかたちで生まれました。
ゆるブラックにつとめる若者の悩みはを取り上げてみると、主に以下のようなものがあります。
- 上司のように仕事ができるようになるのに、何年かかるか分からない
- 自分のスキルや市場価値が上がらないと感じる
- 仕事にやりがいや成長実感が得られない
- 会社の将来性やキャリアプランが不明確である
上で挙げている悩みに共通しているキーワードは「成長」です。
若手からすると転職することが前提で働いているので、自身の転職市場における価値に敏感です。自身の価値を高めるには成長することが必須であるため、ゆるブラックでは実現できないという悩みに繋がります。
ゆるブラック企業から抜け出すには?
ゆるブラック企業から抜け出すためには、自分のキャリアや将来について考える必要があります。
ゆるブラック企業は、楽だけど成長もないぬるい会社です。そこで働き続けると、スキルや経験が身につかず、視野が狭くなり、やる気が失われてしまう可能性があります。
その結果、自分の人生に満足できなくなったり、仕事を失ったりするリスクが高まります。ゆるブラック企業から抜け出す方法は、いくつかあります。以下に、参考になるものをいくつか紹介します。
スキルアップする
仕事以外の時間に、自分の専門性や知識を高めるために勉強したり、資格を取得したりすることです。
専門性についてはこちらの記事をご参照ください。
経験が伴っていないと、市場価値をすぐ高めることは難しいですが、アピールポイントにはなり得ます。
幸いなことに、残業もほとんどありませんので、スキルアップに多くの時間を充てることができます。
なるべく早く転職する
ゆるブラック企業から抜け出すには、成長につながる業務を経験できる会社に転職することです。これにより、自分の仕事に対するやりがいやモチベーションを高めることができます。
なお、ゆるブラック企業に長く勤めれば勤めるほど、年齢が上がり、また年齢の割に期待されるスキルや経験が乏しいことから、転職市場では不利になりますので、なるべく早めに転職することをおすすめします。
以上が、ゆるブラック企業から抜け出す方法の一例です。市場価値は常に変化するものですから、自分の強みや弱みを把握し、目標を設定し、学び続ける姿勢が重要です。
まとめ
最後にまとめです。
- ゆるブラックとは、楽だけど成長もない、緩い会社のことを指す
- ゆるブラックで働き続けると、会社に依存し、抜け出せなくなってしまう
- なるべく早く転職することが重要