カジュアル面談がどういったものか知りたい方におススメの記事です!
結論:カジュアル面談を5回経験して、3社から内定が出た経験から、カジュアル面談を成功に導くポイントを紹介します
転職活動をしていて、「カジュアル面談」を受けるケースは増えてきていると思います。
私も過去、5回ほどカジュアル面談を実際に受ける機会がありました。
振り返ってみると、5社の中から3社、選考に進み、最終的に内定が出ました。そのうち、1社は実際に入社するまでに至っています!
カジュアル面談からの内定率でいうと、なんと60%!これは自分でもビックリです。
たった3回の結果なので、これだけですべてを語るのはおこがましいですが、
なぜカジュアル面談から内定を勝ち得たのか、効果的な逆質問も紹介しながら、その理由を探っていきたいと思います。
それでは見ていきましょう!
カジュアル面談に対する誤解
カジュアル面談は「会社のカルチャーや価値観に合うかどうかをチェックされている」
「カジュアル面談のつもりで行ったら、面接だった」
SNSでもたまに見かける感想ですが、「カジュアル面談で志望動機を聞かれた」「カジュアル面談を受けてしばらくした後にお祈りメールが来た」という結果から来ているのでしょう。
会社に興味を持ってもらうこともありますが、企業側がカジュアル面談を実施する最大の目的は「入社してからのギャップを少しでも減らして、長く働く人材になってほしいため」というものです。
企業はたった1名採用するのにも大きなコストをかけていますので、短期離職は最も避けたいことのひとつです。
そのため、カジュアル面談で企業側は「この人は会社のカルチャーや価値観に合いそうかどうか?社風についていけるかどうか」という点を確認しようとしています。
カジュアル面談の段階でお祈りされたのであれば、
社風に合わなかったんだな、くらいに思って切り替えましょう!
カジュアル面談ではなく「プレ面接」の意識で臨もう
個人的には「カジュアル面談」という名前が誤解を招いていると思います。「カジュアル」と「面談」の両方が実態に合っていません。
カジュアルと聞いてまず思い浮かぶのが「服装」のことですが、「カジュアル面談」の服装は「ジャケット着用」が無難です。私も毎回ジャケットを着用しています。
ジャケット着用と聞いて「全然カジュアルじゃない!」と思われる方もいるかもしれないのですが、先ほど触れました通り、企業カルチャーに合うかどうかを見られていますので、少なくとも清潔感のある見た目にしておくことが無難です。
また、「面談」と聞くと「面接ではないのだな」と印象付けられ、実際にカジュアル面談実施後にお祈りされて、「話が違う!」となってしまいます。
何度も申し上げますが、選考の要素は多少なりとも含まれていますので、カジュアル面談から選考に進むためにも対策は必要です。
カジュアル面談ではなく、「プレ面接」なので、面接ほど固くなる必要はありませんが、
選考を受けている意識は重要です。
カジュアル面談で実際にあったケース
次に私が実際に体験したカジュアル面談のケースをお伝えします。いずれも内定通知を得たケースです。
職務経歴書の提出を求められたケース
ある大手の会社から転職サイトを通じてスカウトメールを受け取ったのがきっかけです。
「ぜひ一度カジュアル面談から始めてみませんか?」という内容です。
興味はあったので、何度かやり取りした後、カジュアル面談の日程が確定した際、
「履歴書と職務経歴書を当日までにメールで送付をお願い致します。」とのこと。
カジュアル面談の段階では、履歴書と職務経歴書は準備する必要がない、というのが一般的ですが、
このようなケースもあるということです。
カジュアル面談のために会社を訪問する際も、履歴書と職務経歴書は持参しましょう。何も言われていなくても、提出を求められるかもしれません。
私の場合、内定の連絡を受けるまでに至ったので、カジュアル面談の段階で選考に進むことを見越していたのではないか、とポジティブにとらえています。
社長が面談するケース
これもスカウトメールが発端ですが、メールを送ってきた方がスタートアップ企業の社長でした。
さすがにカジュアル面談は別の方が行うのだろうと思っていましたが、実際始まると、メールを送った社長がそのまま面談を実施しました。
過去受けたケースを振り返ると、カジュアル面談を誰が実施するのか、事前に説明がないケースのほうが多いです。その意味では、当日になって社長が登場、というのは十分あり得ます。「いきなり最終面接?」と驚く方もいるかもしれないのですが、社長が出てくるということは前向きにとらえてよいと思います。
こちらも内定通知を受けました。ただし、カジュアル面談ではものすごく柔らかい雰囲気でしたが、面接では厳しい質問も受けました。当然ですが、そこは油断しないようにしましょう。
カジュアル面談の場を”少し沸かせる”逆質問
カジュアル面談でどんな逆質問をすればよいのか悩む方もいらっしゃるかもしれませんが、先ほど申し上げた通り、
カジュアル面談では会社のカルチャーに合うかどうかをチェックされる
という前提を考える必要があります。この場合、面談を実施する会社側の方からすると、
「この人、この質問が出るということは、会社のカルチャーや価値観を理解しようとしてくれている!」
と思わせるような逆質問が望ましいです。
私の場合ですが、具体的にはこのような質問をしてみました。
- 「会社がどのような雰囲気か、教えていただけますでしょうか。」
- 「どのようなタイプ(キャラクター)の方が多いでしょうか。」
- 「(面談している)●●様は、どのようなときにこの会社でよかった!と思われますか。」
これらの質問は、会社を知ろうとしてくれている、という意図があるだけではなく、柔らかめの質問なので、会社側の方も話しやすく、場を少し沸かせる、という意図もあります。カジュアル面談だからこそできる方法ですね。
ぜひ一度参考にしてみてください!
まとめ
最後にまとめです。
- カジュアル面談は「会社のカルチャーや価値観に合うかどうかをチェックされている」
- カジュアル面談は「プレ面接」のつもりで臨もう
- カジュアル面談でも、履歴書と職務経歴書の提出を求められるケースもある
- カジュアル面談で、いきなり社長が対応する場合もある
- カジュアル面談での逆質問は、「会社の雰囲気や価値観を理解しようとする」意図があることをアピールしよう