転職時に何社くらい応募しているのか、実際のケースを参考にしたい方におススメの記事です!
結論:応募数から最終的に内定を勝ち取る確率は10%程度
結論から申し上げますと、転職は落ちて当たり前です。これは気休めでもなんでもなく、私自身の経験によるものです。
過去4回転職活動をしてきたわけですが、すんなり転職できたことは一度もありません。
また、過去に転職エージェントの方に以下の質問を直接ぶつけたことがあります。
転職活動をして、内定を勝ち取る確率はどれくらいなんですか?
その回答は「まず書類選考を通過できる確率は良くて3割。最終的に内定を得る確率は1割くらい。」ということでした。
果たしてその言葉は本当なのかどうか、私自身の過去4回の転職を振り返ってみます。年代ごとに分けていますので、それぞれの年代の方から見ても、参考になればと思います。
それでは見ていきましょう!
過去4回の転職実績(応募数、内定数)から見えてくること
過去4回の転職実績を公開!
私自身の過去の転職で、実際に何社応募して、最終的に何社から内定を得たのか、表にしてみました。
転職活動を 実施した 年代 | 転職活動期間 | 応募した数 | 書類選考通過した数 (確率) | 最終面接実施した数 (確率) | 内定を得た数 (確率) |
---|---|---|---|---|---|
20代後半 | 7か月 | 15社 | 2社(約13%) | 1社(約6%) | 1社(約6%) |
30代前半 | 4か月 | 20社 | 4社(20%) | 2社(10%) | 1社(5%) |
30代後半 | 3か月 | 25社 | 7社(25%) | 3社(12%) | 3社(12%) |
40代前半 | 4か月 | 15社 | 3社(20%) | 3社(20%) | 3社(20%) |
書類選考を通過した確率は、平均20%⇒書類選考を突破することが最も難しい
平均といっても、一個人のたった4回の平均なので、誰にでも当てはまるものではありませんが、リアルな数字として参考になれば幸いです。
平均20%、という数字にピンと来ないかもしれないのですが、私のケースでは30代後半のとき、25社応募して、18社は書類選考の段階で落ちていました。当時を振り返ると、3か月間でおよそ20社からお祈りメールが送られてきて、ことごとく落ちている感覚になっていました。精神的にかなりへこんだことを覚えています。
一方、書類選考を突破した中で内定を得た数の割合でみると、30代後半で「7社⇒3社」、40代で「3社⇒3社」で、次の段階に進めた割合はグッと上がっています。
つまりは書類選考さえ通過できれば、内定が見えてくるということです。書類選考を突破することが最も難しいといえます。
書類選考を通過する確率を少しでも上げるために、職務経歴書の見直しを行うようにしましょう。職務経歴書の書き方のポイントは、こちらの別記事を参考にしてください。
応募数を増やせばよいというものではない
書類選考を通過する数を増やすため、分母となる「応募数」をとにかく増やせばよいのでは?と思われるかもしれないのですが、私の体験から言って、極端に数を増やすことはおススメできません。
私のケース:30代後半について申し上げると、3か月間で25社応募しましたが、体感的にすごく大変だった記憶があります。
当時は転職活動に時間を割ける余裕がありましたので、なんとかやり繰りできましたが、転職エージェントも複数利用していましたので、各エージェントとの電話やメールでのやり取りも頻繁にしていました。
そこから応募⇒職務経歴書を提出⇒企業研究⇒面接の日程調整⇒面接の対応(応募した会社へ訪問する往復の時間含む)を働きながら行うのですから、かなり苦労しました。
必然的に一つ一つの応募に対して、しっかりした準備をして臨むことが難しくなります。何より、疲れた顔で面接を受けると、第一印象としては最悪ですので、面接にも影響していきます。結果、選考を進められず、悪循環に陥ります。
おススメとしては、一度に応募する数を一か月で5社程度に留めておき、状況に応じてまた応募する、というのが良いと思います。
私の場合、40代初めに行った転職活動は「4か月で15社応募」でしたが、余裕をもって対応できました。結果的に3社から内定を得ているので、効率よく転職活動ができたと言えます。
書類選考は落ちて当たり前なので、とにかく焦らないことが重要
特に転職活動を初めて行う方の場合、「書類選考にまた落ちた…」と思われることもあるかもしれませんが、
「書類選考は落ちて当たり前」です。何度も言いますが、これは気休めでもなんでもなく、一般的なデータでもなく、私の実体験そのものからお伝えしています。
書類選考通過率が20%の私の場合でも、最終的に内定を得て、そこで高い評価を受けて、年収アップにつなげることができました。
一方の会社は書類選考の段階で弾かれて、一方の会社では高い評価を得て内定を通知される、この違いは何でしょうか?
結局のところ、「縁」ではないかと思います。自身の転職活動を分析して改善していくことも重要ではありますが、落ちた際は「自分にはたまたま縁がなかった会社だったんだ」と切り替えるようにしましょう。
余裕を持ったペースで転職活動をして、ポジティブな気持ちで進めていくことで
結果的にうまくいく、と過去の経験から感じます。
まとめ
最後にまとめです。
- 転職活動、特に書類選考は落ちて当たり前
- 私の過去の実績では、書類選考通過率は平均20%、内定率は10%程度
- 書類選考を突破することが難しい、逆に言えば書類選考さえ通過すれば内定は見えてくる
- 職務経歴書はポイントがあるので、見直そう
- 応募数は一か月で5社程度に抑えるのがおススメ