最終面接をこれから受ける方、最終で落ちてしまった方におススメの記事です!
結論:最終面接は、お互いの相性を確認する場。落ちたら縁がなかったと思って、切り替えて次に進もう
最終面接までたどり着けば、あと一踏ん張りで内定獲得です。
転職活動が報われる瞬間が訪れる、というので期待が高まってきますし、最終面接を迎える会社に入社してからの人生を想像すると、高揚感も感じられるところです。
特に最終面接の場合、面接官である役員や社長との顔合わせ的な要素が強いと聞きますので、最終面接=内定、という考えになる方もいるのではないかと思います。
しかし、最終面接の結果、残念ながら選考から落ちてしまうということはあり得ます。
一般的に最終面接の合格率は50%程度と言われています。これまでの書類選考時や1次面接・2次面接の通過率と比べると、遥かに高い合格率であることは間違いありません。
ただ実際は半数が最終面接で落ちているということなのですね。
今回は最終面接で落ちる理由(背景)や、内定獲得へ導く対策について、説明していきます。
それでは見ていきましょう!
最終面接に落ちる主な理由とは?
私の最終面接での実績:9回のうち、落ちたのは1社のみ
私は過去に4回転職を経験しており、4回の転職の中で最終面接まで残ったのは、合計で9回ありました。
転職活動の実績(各転職時における応募数、書類選考通過率や1次面接の通過率などを含む)については、別記事で詳細を説明しております。
最終面接9回のうち、8社からは無事内定をもらうことができ、最終面接で落ちたのは1社のみでした。
しかも落ちた1社に関しては、役員面接が1次、現場のマネージャー等からの面接が最終というイレギュラーな流れでした。
そのため、落ちた1社も元々最終面接以前の段階でお見送りとなっていたと考えると、8戦8勝ということになります。
一般的に言われる最終面接の合格率は50%、という状況に比べると、結果を出せていると思います。
なぜそのような結果となったのか、まずは最終面接で落ちる理由を考えます。
最終面接では会社の方針や社風に合うかどうかを判断される
一般的に1次面接・2次面接では「経験・スキル」を中心に評価されますが、最終面接では「長く働けそうかどうか」、「会社の方針や社風に合いそうかどうか」という人物面を主に確認されます。
正確には、1次面接・2次面接の段階で経験・スキル面は問題ないと判断されたので、その結果を踏まえて最終面接で人物面が評価されます。あくまで最終面接とそれ以前の面接はセットになっている点をご注意ください。
会社の方針や社風に合うかどうかは、求職者の価値観や考え方によるものなので、最終面接の場で面接官とやり取りしていくことで「この人はうちの会社には合わない」と判断されることも十分あり得ます。
ここで重要なのは、社風が合わない会社に入らずに済んでよかった、という考えです。
私自身が1年で短期離職した際もそうでしたが、やはり会社の方針というのは仕事をする上での根幹となる要素なので、合わない場合は本当に苦しいのですね。
しっかり自分のやりたいこと・できること・求められることを検討することも大事ですが、そもそもの会社の価値観に賛同できるかどうか、というのが前提となります。
とはいえ、最終面接で何度も落ちている方からすると、内定が出てから判断したい、というのが正直なところでしょう。
では最終面接で合格を勝ち取るための対策を説明していきます。
最終面接を成功に導く対策
中期経営計画や社長のインタビュー記事などを確認しておく
最終面接の面接官である役員や社長からすると、求職者が「うちの会社にどれくらい興味があるのか」というのはまず気になるところです。
というのも、求職者側で別の企業の選考も同時に進んでおり、実はその会社が第一希望という場合があるからです。
せっかく他の候補者を断り、内定を出したとしても、断られてしまうとまた選考のやり直しになります。
ですので、「この候補者はあまりうちの会社に興味がなさそうだな」と判断されると、最終面接で不合格になる可能性が高くなります。
会社の情報は主に会社の公式サイトに記載されていますが、それだけではなく、会社の中期経営計画をチェックしましょう。
殆どの会社では中期経営計画(中計)を公開しています。
そこでは会社の業績予測だけではなく、今後5年間程度における会社の重点施策や採用方針など、重要な項目が記載されています。
また、それだけではなく、応募先企業の社長インタビュー記事なども確認しましょう。
社長のインタビュー記事は会社の公式サイトに掲載されている場合もありますが、社長がブログやSNSで公開しているケースが多いです。
また、業界に特化した雑誌に掲載されている場合もあります。
これらの情報を事前にしっかりと確認しておき、最終面接の場で使えるタイミングがあれば、是非話題の一つとして持ち出しましょう。
面接官からすると、「この人はしっかりうちの会社のことを調べてくれているな」と好印象を持たれます。
暗い印象はNG。落ち着いた印象より、ハキハキと話すほうが大事
最終面接で何度も落ちている方は、おそらくこのパターンに当てはまるのではないかと思います。
落ち着いた印象を与えたほうがいいのでは?と思われるかもしれませんが、面接という緊張する場では、それを抑えようとする反動で、自分が思っている以上にテンションが低い感じに見えてしまいます。
面接は多くの場合、初対面です。初対面で「テンションが低い」「暗い」という感じは、マイナスなイメージを植え付けてしまいがちです。
緊張している状態を無理に押さえつけるより、ハキハキと話すことを意識しましょう。
明るすぎるのもそれはそれで問題ですが、闊達な印象を与えることで、結果が大きく変わってくると思います。
逆質問は必ずしよう
最終面接に限らずの話ですが、「最後になにか質問はありますか?」という面接官からの問いに対し、
「何もありません。」は絶対NGです。
また、何もないならないで、「これまでのお時間の中で、お聞きしたいことは全部確認できました。」というような一言添えるパターンも、なしです。
逆質問はほぼ確実にされます。されないケースは相当低いと考えてよいでしょう。
必ずされることに対して、事前に準備もできていないのは、「落としてください」と言っているようなものです。
実際、逆質問で使おうと思っていたことが、面接中に先に話に出てしまうことはあり得ます。そのためにも、逆質問は一つだけではなく、2つ3つ用意しておきましょう。
最終面接における、具体的な逆質問の例は別記事で紹介しておりますので、ご参照ください。
まとめ
最後にまとめです。
- 最終面接では会社の方針や社風に合うかどうかを判断される
- 最終面接では中期経営計画や社長のインタビュー記事を事前に確認しよう
- 面接では自分が思っている以上にテンションが低く見られる。ハキハキと闊達に話そう
- 逆質問は必ずしよう