ベンチャーに就職した結果は?【体験談】メリット・デメリットを告白

ベンチャーのメリット・デメリットとは?

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もず
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ベンチャー企業への就職、転職を検討している方におススメの記事です!

結論:ベンチャー企業のメリット・デメリットは実際どうなのか?体験談からお伝えします

就職や転職を検討する中で、「ベンチャー企業ってどうなの?」「ベンチャー企業の求人気になる」と思われている方もいらっしゃると思います。

ベンチャー企業に関する情報を調べようとしても、「ベンチャーのメリットは◯◯」「デメリットは●●」という内容が目に付きますが、

もず
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ベンチャー企業だからといって、そう区別できるものではありません。

私自身、新卒で入社した会社がベンチャー企業でした。どのような会社だったのか振り返ってみました。

  • 入社した時点で設立から5年未満
  • 従業員は50名程度
  • 下請けSIer
  • 最初は保守運用チームに入り、3交代制で深夜勤務も行っていた
  • 設計構築チームに移り、不規則な勤務からは外れたが、毎日終電で帰る日々
  • 入社して5年経ち、結婚を機に転職

ベンチャーでの勤務経験をふまえ、ベンチャー企業に対する典型的なイメージから、一つ一つ誤解を紐解いていきたいと思います。

それでは見ていきましょう!

ベンチャーにまつわる誤解

ベンチャー=安定していない?

まず、最初の誤解として、「ベンチャーは安定していない」というものです。

実際、帝国データバンクが定期的に公開している「全国企業倒産集計」によりますと、「規模別」の倒産集計を確認することができます。

下図のとおり、個人事業主と、資本金1,000万未満の会社の倒産件数は、全体の67.9%ということで、およそ7割を占めています。

帝国データバンク全国企業倒産集計2023年上期における規模別集計
帝国データバンク全国企業倒産集計2023年上期より引用

ただし、「業歴別」の集計を確認してみますと、業歴10年未満の「新興企業」の比率は全体の28.8%と約3割を占めていますが、業歴が15年、20年、30年という企業の割合もそれぞれおよそ10%以上を占める状況ということです。

帝国データバンク全国企業倒産集計2023年上期における業歴別集計
帝国データバンク全国企業倒産集計2023年上期より引用

この集計結果から言えることは、ベンチャーは倒産する可能性は比較的高いものの、設立して何十年と経つ企業でも倒産の可能性は十分に起こり得る、ということです。

もず
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ベンチャーだから潰れやすいと断言するのは、少し早計に思いますね。

逆に大企業は、「安定している」ということがこれまでの最大の長所と言えましたが、

大企業だから安定しているという時代はとうに過ぎ去りました。

早期定年退職はどこかの大企業で毎年行われていますし、GAFAや外資系のコンサル会社は、景気が悪くなれば何千人という単位でリストラしています。

もず
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また、コロナのような予測不能な事態で、事業の売却や縮小を余儀なくされた大企業もありました。

安定を求めて大きな企業を目指すということではなく、「自分自身の価値を高めていく」ことにシフトしたほうが、結果的に安定した環境を獲得できるようになります。

大企業でもベンチャーでも、その意識で取り組む必要があるという意味では、変わりはありません。

ベンチャー=残業が多い?

ベンチャー企業は残業が多いイメージがあります。

これは、そのとおりです。

ベンチャー企業は人数が少ない分、必然的に一人当たりの勤務時間は増える傾向にあります。

私自身、ベンチャー企業時代には、毎日終電で帰宅、という日々を何年も過ごしていました。

仕事量の適切な割り振り、という概念はなかったと思います。

また、そもそも割り振れるだけの人員もいない状況ということもありました。

ベンチャーで働く限り、長時間残業は避けて通れないと思って間違いありません。

家族やプライベートに割く時間は、特に平日では全くありませんので、オンとオフのバランスを取りたい方には、おすすめできません。

ただし、大企業が残業が少ないのかというと、これは「部署による」ことが多いです。

大企業で残業が増える要因は、ベンチャーと異なり、「昼間は会議だらけで、自分の仕事は残業中にしかできない」というパターンもあります。

もず
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私が大手企業に勤めていたときは、まさにこの状態でした。

大企業は何かプロジェクトを進めるにあたり、即断即決ということはありませんので、会議が多くなる傾向にあります。

ベンチャーオフィス

ベンチャー=裁量がある?

ベンチャーは若手にも裁量を与えて、自分で仕事を進められるイメージがあるかもしれませんが、

これは残念ながら幻想に近いです。

新しいプロジェクトや、新規事業、新規部門の起ち上げ、これらのメンバーになることは、十分あり得ます。

手を上げれば、チャンスをもらえる風土はベンチャーならではだと思います。

ただし、あくまでも「参画メンバー」であって、プロジェクトをマネージするのは、マネージャーや、プロジェクト・マネージャーという立場の人たちです。

裁量があるということは、責任が伴いますので、いくらベンチャーでも入社1,2年の若手には割り振られません。

もず
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業務量が多いので、管理職が管理しきれない、という意味では、任せられる場合があります。

ベンチャーにおける裁量という言葉に踊らされることのないようにしましょう。

ベンチャー=昇進が早い?

ベンチャーで昇進が早い、というのはあり得ます。

残業時間も多いことから離職率も高く、出世の競争相手がどんどん脱落していきます。

そのため、入社して3年〜5年でマネージャーになる人も出てきます。

もず
もず

大企業ではあり得ないスピードでです。

どれだけ企業規模は小さくても、マネージャーはマネージャーです。ゼロだと評価しようがないのですが、管理職経験は転職で高く評価されますので、貴重な経験になります。

さて、私のケースですが、入社して5年目で、新規拠点のマネージャーになることを打診されました。

ただ、結婚を控えていたことで、毎日終電で帰宅する働き方を変え、ワークライフバランスを優先したかったこと、そして新しい拠点では引っ越す必要があったことが懸念点となり、昇進の話は断ることにしました。

あのときマネージャーになっていれば、また違う人生だったろうな、と思うことがあります。

ただ、その後のサラリーマン人生は、家族との十分な時間を取ることができましたので、後悔はありません。

まとめ

最後にまとめです。

  • ベンチャー企業にまつわる誤解を紐解く
  • 安定していない→大企業も変わらない
  • 残業が多い→事実多いが、大企業も変わらない
  • 裁量がある→新しいプロジェクトや事業の参画メンバーにはなれる
  • 昇進が速い→生き残る社員が少ないため、チャンスは多い
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