【40代の転職者が語る】年収が下がっても後悔しない転職のコツとは?

転職で年収下がるのはあり?

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もず
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転職で年収が下がりそうで不安に感じている方におススメの記事です!

結論:転職で年収が下がる場合、Will-Can-Mustの考え方で整理する

転職を検討し始めた際、ほとんどの方が「できれば年収アップしたい」と思われるのではないでしょうか。

しかし転職活動を進めた結果、年収が下がることになるケースもあり得ます。

年収が下がる転職は、失敗なのでしょうか?

そもそも、その転職が成功なのか、失敗なのか、これは誰にも分かりません。その時点だけを見れば成功かもしれませんが、長いキャリアを振り返ると、「あの時の選択は正しかったのだろうか」と自問することになるかもしれません。

年収が下がれば、その時点では失敗に見えるかもしれませんが、中長期的に見れば、決してそうとは言い切れません。

もず
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当サイトのテーマは「年収1000万を実現する」ことなので、矛盾しているように思われるかもしれませんが、私自身、転職で年収が下がったケースがあります。具体的なエピソードは後ほど。

では、年収が下がったとして、どのように捉えればよいのか、「Will-Can-Must」による考え方とは?具体的に紹介していきます。

それでは見ていきましょう!

転職で年収が下がる割合はどのくらい?

まず、転職によって年収が下がる割合は、全体でどの程度なのでしょうか?

厚生労働省が公表している「令和三年雇用動向調査結果の概況」に「転職入職者の賃金変動状況」という項目があります。こちらを見てみますと、前職の賃金に比べて、

「増加」した割合は34.6%、
「減少」した割合は 35.2%、
「変わらない」の割合は 29.0%
となっています。

全体のおよそ35%もの人が、転職後に年収が下がっているという状況です。

この統計からみると、年収を下げて転職している人は、決してごく一部ではないということです。

もず
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「増加」「減少」「変わらない」の割合はほぼ差がない結果ですね。

転職したら年収が上がるもの、という考えは、切り替えたほうがいいかもしれません。

転職で年収が下がる主なケースとは?

転職で年収が下がる理由は様々ですが、いくつか挙げていきます。

未経験での採用

転職で年収を上げるためには、これまでの経験やスキルが評価される職種に応募することが不可欠です。

未経験の職種に転職する、ということは、中途採用の場合であれば、これまでの経験をふまえて「やってくれそう」「価値観が社風に合っているので、入社後伸びるのが期待できそう」というような考えで採用されています。

もず
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いわゆるポテンシャル採用です。

ポテンシャル採用では、会社が求める人材になるには、2、3年はかかると見られていますので、会社としてはその間、投資しているようなものです。

リスクを抑えるためには、投資費用を極力抑える必要があるため、提示される年収は低くなります。また、最初の数年は年収を上げることも難しいでしょう。

これまでの年収が市場価値に合っていない

いわゆるもらい過ぎということですが、これまでの経験やスキルでは、転職市場においては現年収ほど高く評価されていないということになります。
特に大企業から中小企業に転職する場合は、このパターンが見受けられます。

また、募集している求人が「管理職候補」である場合、現職が管理職の方が転職すると、年収が下がるケースもあります。

Will-Can-Mustでキャリアをとらえよう

Will-Can-Mustとは?

第2新卒向けの記事でも紹介していますが、仕事のキャリアを考えるうえで、「Will-Can-Must」の考え方がおススメです。

Will-Can-Mustの意味と具体例は、主に以下のようなものです。

意味
Will仕事を通じて実現したいこと年収〇〇万円ほしい
海外で働きたい
起業したい
仕事とプライベートを両立させたい
Can仕事に活かせる経験やスキルプロジェクト管理
ビジネス英会話
プログラミング
Must会社が社員に求める経験やスキルTOEIC800点以上
10人以上マネジメント
新規事業起ち上げ


下の図もよく使われますが、Will-Can-Mustの3つの円が重なる面積が広くなればなるほど、理想的な働き方ができています。

will-can-must
もず
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自分の出来ることを活かしつつ、自分の望む働き方もできていて、会社が求める人材にもなれている、という素晴らしい状態ですね。

このWill-Can-Mustを意識しながら働く、そして転職する際にどうするのか考える、ということが、前提としてあります。

年収はCanとMustが大きく関係している

では、年収を上げるために、Will-Can-Mustの中で重要なことは何でしょうか?

何より、Can(できること)と、Must(求められていること)の円を、なるべく重ねるようにすることです。

企業の求人情報に記載されている応募の必須条件、歓迎条件をすべて「できますよ」ということであれば、CanとMustの円は大きく重なり、企業としてはその能力に高い評価を出し、入社してもらいたいがために、年収も必然的に前職より高くなります。

つまり、どれだけ高い能力、つまりCanの円が大きいとしても、会社が求めるMustの円にほとんど重ならなければ、その会社では高い評価は受けられません。

もず
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中途採用における未経験職種にチャレンジすることは、まさにこのCanとMustの円が重ならない状態ですので、結果的に年収は下がる可能性が高いです。

年収は下がっても、Willが望めること、Canを伸ばせる環境であることが重要

Will-Can-Mustと年収の関係性はお伝えしたとおりですが、年収が下がる場合、どのような考え方がよいのでしょうか。それは、

「たとえ年収が下がったとしても、Will(やりたいこと)の条件が実現できている、もしくは実現できる将来につながること」

そして

「その会社で働くことで、Can(できること)を伸ばせていける、円を広げていけること」

この2つが大切です。

私のケースですが、従業員数万人規模の大手企業を、わずか1年で短期離職しました。

大手企業に入社したときの私は、CanとMustが重ねることに重点を置き過ぎていたのです。結果、年収は1000万となりました。

しかし、自分の中にあるWillが、「スピード感を持って裁量のある仕事がしたい」「休みの日は、家族と団らんする時間を持ちたい」であることを改めて実感し、この会社ではそれらのWillが実現できないとわかったので、転職を決意しました。

新たな会社では、短期離職ということで、年収は100万程下がりましたが、先ほど挙げた自分のWillを実現でき、結果的に1年で1000万の年収に戻り、その後も昇給しています。

この経験から言えることは、

たとえ年収が下がっても、Willが実現できていれば、働きやすくなり、パフォーマンスも上がります。

そして、働きやすいということは、長く働いていけるので、中長期に見れば、年収も上がっていくことも可能、ということです。

また、ポテンシャル採用では、Can(できること)を伸ばしていく、増やしていくことも大事です。その会社で長く働きたいと思えても、自分のできることを伸ばさないと、いざ転職を考えても、市場では評価が低いままです。

もず
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Canの円を広げていくことが、年収アップの大前提です。

オフィスビル群

まとめ

最後にまとめです。

  • 全体のおよそ35%もの人が、転職後に年収が下がっている
  • 年収が下がるのであれば、Will-Can-Mustの考え方で整理しよう
  • 年収はCanとMustが大きく関係している
  • 年収は下がっても、Willが望めること、Canを伸ばせる環境であることが重要
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